【葬送のフリーレン 1期 10話(1)】アニメのセリフで英語学習:欺きの魔法と魔族のプライドとは?

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※本記事で使用している画像はすべて、アニメ『葬送のフリーレン』(第10話)より引用しています。セリフの英語学習および解説を目的としており、著作権はすべて©アベツカサ・山田鐘人/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会に帰属します。
  1. 🟦 あらすじ:欺く強さと静かな魔力に宿る誇り
  2. セリフ #1 – 魔族の正体を見抜く冷静なまなざし
      1. 覚えてない、あいつらは言葉で人間をたぶらかすんだよそうだ、奴らは言葉を話すだけの魔物に過ぎないそれが私が魔族と呼ぶ者たちの正体だ
  3. セリフ #2 – 正面から戦わない戦術の本質
      1. 確かにフリーレンは我らの脅威だだが魔力はアウラ様に遠く及ばず、正面から戦えばフリーレンは必ず負けるならフリーレン様が勝ちますねあの人は魔族と正面から戦うような真似は、絶対にしません
  4. セリフ #3 – 正面突破だけが戦いじゃない
      1. 魔族と正面から戦ったのか?くだらねえ、とんだバカだなどうして正面から戦いたがるかね逃げる隠れる不意打ちするいくらでも選択肢はあるだろうが
  5. セリフ #4 – 魔族の滑稽なプライドと油断
      1. 直前まで魔力を完全に消して、闇打ちする気満々だったくせにこっちが魔法使いと分かるや否や、堂々と姿を表しやがったこいつらは卑怯で狡猾だが、同時にどいつもこいつもくだらねえ魔法への誇りを持っていやがる
  6. セリフ #5 – 魔族の本質を見抜く鋭いまなざし
      1. フリーレン、確かに私は強い魔法使いの気持ちが痛いほどよく分かるこいつらの気持ちも手に取るように分かるさ今まで研鑽してきた自らの魔法に対する自信と信頼要するに、クソみたいな驕りと油断だ

🟦 あらすじ:欺く強さと静かな魔力に宿る誇り

Frieren reflects /
フリーレンは振り返る
on her harsh training /
自らの過酷な修行の日々を
under Flamme, /
フランメのもとで、
a master mage /
偉大な魔法使いである

who taught her /
彼女に教えたのは
to suppress her mana /
魔力を抑えること
to deceive demons /
魔族を欺くために
who pride themselves /
誇りを持っている
on strength.
魔力の強さに

She learns /
彼女は学ぶ
that demons, unlike humans, /
魔族は人間と違い
cannot hide their mana /
魔力を隠すことができない
due to its symbolic importance.
それが地位や尊厳の象徴だからだ

Meanwhile, /
一方で、
Frieren faces Aura, /
フリーレンはアウラと対峙する
a powerful demon general /
強大な魔族の将で
who wields a deadly spell.
致命的な魔法を操る者

“The Scales of Obedience,” /
「服従の天秤」、
a magic /
それは魔法で
that subjugates /
支配する
the weaker mana.
より弱い魔力を持つ者を

Aura misjudges /
アウラは見誤る
Frieren’s strength /
フリーレンの力を
due to her /
なぜなら彼女の
perfectly controlled mana output.
徹底的に制御された魔力に欺かれたからだ

This miscalculation /
この判断ミスが
leads to /
導く
Aura’s own downfall.
アウラ自身の敗北へと

As Aura is forced /
アウラは強いられ
to obey, /
服従させられ、
Frieren commands her /
フリーレンは命じる
to take her own life.
自害するように

The episode ends /
このエピソードは終わる
with Frieren recalling /
フリーレンが思い返す場面で
the flower spell /
花の魔法を
her master loved most, /
師フランメが最も愛した

and a quiet promise /
そして静かな誓い
to protect magic, /
魔法を守り抜くという
even through acts of deception.
たとえそれが欺く行為であっても

🗣️語彙解説

suppress /səˈprɛs/(動詞):抑える、抑制する
→ 魔力や感情などを意図的に見せないようにする行為に使われます。
subjugate /ˈsʌbdʒəˌɡeɪt/(動詞):服従させる、征服する
→ 支配下に置く、力で従わせるという強い意味を持ちます。
mana /ˈmɑːnə/(名詞):魔力(ファンタジー用語)
→ 魔法を使うための力として使われる専門用語です。
deceive /dɪˈsiːv/(動詞):だます、欺く
→ 意図的に誤解させる、信じ込ませる行為を表します。
downfall /ˈdaʊnˌfɔːl/(名詞):没落、破滅
→ 失敗や破滅に至る原因となる出来事のことを指します。
dignity /ˈdɪɡnəti/(名詞):尊厳、威厳
→ 人や存在が持つ尊さ、自尊心や誇りの意味を含みます。

セリフ #1 – 魔族の正体を見抜く冷静なまなざし

覚えてない、あいつらは言葉で人間をたぶらかすんだよそうだ、奴らは言葉を話すだけの魔物に過ぎないそれが私が魔族と呼ぶ者たちの正体だ

Why would I bother? Their kind only uses words to deceive.
Smart girl. They’re nothing more than monsters that can imitate the human tongue.
I call them demons. And take it from an expert, they are all the same.

🗣️ 語彙解説

bother /ˈbɑːðər/(動詞):わざわざ~する、面倒をかける
→ 通常は「手間をかけて~する」ことに否定的なニュアンスで使われます。
deceive /dɪˈsiːv/(動詞):欺く、だます
→ 相手を意図的に誤解させたり、真実を隠すことを指します。
imitate /ˈɪmɪteɪt/(動詞):模倣する、真似る
→ 行動や話し方などをまねること。自然さよりも「コピー感」がある語。
tongue /tʌŋ/(名詞):舌、言語
→ 「母語」「話す言葉」という意味で比喩的に使われます(the human tongue = 人間の言語)。
nothing more than /ˈnʌθɪŋ mɔːr ðæn/(句):~にすぎない
→ 「ただの~」「~でしかない」と本質を強く否定する言い回し。
take it from /teɪk ɪt frəm/(句):~の言葉を信じろ、~が言うんだから間違いない
→ 「信じてくれ、専門家の私が言うんだ」という強調的フレーズ。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Why would I bother?
→ 「Why would ~?」は反語的疑問表現。「bother」は「わざわざ~する」意味で、行動の無意味さを示す。
Their kind only uses words to deceive.
→ 「only ~ to …」で「~するためだけに…を使う」。to deceive は不定詞の副詞的用法で目的を示す。
They’re nothing more than monsters that can imitate the human tongue.
→ 「nothing more than」は「~にすぎない」。that 以下は関係代名詞で monsters を修飾する制限用法。
I call them demons.
→ call A B の第5文型で「AをBと呼ぶ」。demons が補語にあたる。
take it from an expert
→ 「take it from ~」は「~の話を信じてくれ」の意味。an expert は話者自身を指す強調表現。

🔍 スラッシュリーディング

Why would I bother? /
なぜ私がわざわざ関わる必要がある?

Their kind /
あいつらは
only uses words /
言葉を使うだけだ
to deceive.
人をたぶらかすために

Smart girl. /
賢い子だ
They’re nothing more than monsters /
奴らはただの魔物にすぎない
that can imitate /
まねることができる
the human tongue.
人間の言語を

I call them demons. /
私は奴らを魔族と呼んでいる

And take it from an expert, /
専門家である私の言葉を信じろ、
they are all the same.
奴らはみな同じだ

セリフ #2 – 正面から戦わない戦術の本質

確かにフリーレンは我らの脅威だだが魔力はアウラ様に遠く及ばず、正面から戦えばフリーレンは必ず負けるならフリーレン様が勝ちますねあの人は魔族と正面から戦うような真似は、絶対にしません

I do admit your ally poses a threat to us, but her mana is no match for My Lady’s.
If Frieren attacks her head-on, she’ll most certainly lose the fight.
In that case, I have no doubt my mistress will win.
She would never directly engage a demon, especially not one that’s so powerful.

🗣️ 語彙解説

admit /ədˈmɪt/(動詞):認める、受け入れる
 → 嫌な事実や弱点などを「しぶしぶ認める」時に使います。試験でも頻出。
pose a threat /poʊz ə θrɛt/(表現):脅威となる
 → 存在自体が「危険をもたらす」という意味。ニュースやTOEICにもよく出ます。
head-on /ˌhɛd ˈɑːn/(副詞):正面から
 → 衝突や戦いを「正面から受け止める」という強い意味を持ちます。
engage /ɪnˈɡeɪdʒ/(動詞):交戦する、関わる
 → ここでは「戦う」意味。日常では「取り組む」「関与する」意味も。
directly /dəˈrɛktli/(副詞):直接に、正面から
 → 間に何も入れずに“まっすぐ”というニュアンス。強調にも使えます。
especially /ɪˈspɛʃəli/(副詞):特に、とりわけ
 → 一般論の中で、特定のものを強調したいときに便利な単語です。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

I do admit your ally poses a threat to us
→ “do admit” の “do” は強調。否定や疑問でない文でも使うことで「本当にそう思ってるんだよ」と強調のニュアンスになります。
her mana is no match for My Lady’s
→ “no match for 〜” は「〜には太刀打ちできない」という定番表現です。直訳すると「対等の相手ではない」。
If Frieren attacks her head-on, she’ll most certainly lose
→ “head-on” は副詞で「正面から」、そして “most certainly” は「間違いなく」。
強調が2重に使われており、かなり強い予測をしています。
She would never directly engage a demon
→ “would never” は「絶対に〜しない」という確信を持った否定表現。受験でも狙われやすい構文です。
especially not one that’s so powerful
→ “especially not 〜” は、「特に〜ではない」という強調の否定構文です。
この部分があることで、相手の強さに対してはなおさら避けるということが伝わります。
この一連のセリフは「戦わない強さ」を語るもので、
魔力よりも戦術を重視するフリーレンの哲学がにじんでいます。

🔍 スラッシュリーディング

I do admit your ally poses a threat to us, /
確かにお前の仲間は我々にとって脅威だが、
but her mana is no match for My Lady’s. /
その魔力はアウラ様にはまったく及ばない。

If Frieren attacks her head-on, /
もしフリーレンが正面から戦えば、
she’ll most certainly lose the fight. /
きっと敗北するだろう。

In that case, /
それならば、
I have no doubt my mistress will win. /
私はご主人様が勝つと確信しています。

She would never directly engage a demon, /
彼女は魔族と正面から戦うことは絶対にせず、
especially not one that’s so powerful. /
特にあれほど強力な魔族とはなおさら戦いません。

セリフ #3 – 正面突破だけが戦いじゃない

魔族と正面から戦ったのか?くだらねえ、とんだバカだなどうして正面から戦いたがるかね逃げる隠れる不意打ちするいくらでも選択肢はあるだろうが

You took them head-on, didn’t you?
A brute in disguise. That was a foolish mistake.
I don’t know why people prefer an honest playing field.
Run or hide, or take them by surprise.
You’re working both safer and smarter if you do.

🗣️ 語彙解説

head-on /ˌhɛd ˈɑːn/(副詞):正面から、真正面に
 → 衝突や戦いなどにおいて「直接対峙する」ニュアンスを表します。
brute /bruːt/(名詞):粗暴な人、野蛮なやつ
 → 感情に任せて力で解決しようとする人に対して使われます。やや侮蔑的。
foolish /ˈfuːlɪʃ/(形容詞):愚かな、馬鹿げた
 → 誤った判断や無駄な行動に対して使われます。試験でも頻出。
honest playing field /ˈɑːnɪst ˈpleɪɪŋ fiːld/(表現):正々堂々とした勝負の場
 → 公平でルールに則った戦いという比喩的な表現。
take someone by surprise /teɪk ˈsʌmwʌn baɪ səˈpraɪz/(表現):不意を突く
 → 油断しているところを攻撃するという意味。
safer and smarter /ˈseɪfər ənd ˈsmɑːrtər/(形容詞句):より安全かつ賢く
 → 作戦の選択肢を肯定するフレーズ。TOEICでも頻出。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

You took them head-on, didn’t you?
→ “付加疑問文”の基本形。「〜だよね?」という確認の表現。“head-on”は「正面から」の副詞です。
A brute in disguise. That was a foolish mistake.
→ “in disguise” は「偽装された、正体を隠した」。この2文は直訳よりも皮肉っぽく訳すと効果的です。
That was a foolish mistake.
→ “foolish”は「愚かな」。自分の判断ミスを認めるときにも使います。
→ “That was〜”で「〜だったな」と過去の判断を冷静に言い直す構文。
I don’t know why people prefer an honest playing field.
→ “prefer”の後に名詞句。“an honest playing field”は比喩的に「正々堂々の勝負」。文全体に皮肉が込められています。
Run or hide, or take them by surprise.
→ 命令文が3つ並ぶ構文。ここでの“or”は「あるいは」。選択肢を示しつつ非正攻法を推奨しています。
You’re working both safer and smarter if you do.
→ “both A and B”の構文。「安全かつ賢く」という比較的フォーマルな言い回し。
“if you do”は「そうすれば」と条件を示すフレーズです。

🔍 スラッシュリーディング

You took them head-on, /
お前は魔族と正面から戦ったのか?
didn’t you?
そうだろう?

A brute /
野蛮な奴が
in disguise.
うまく隠れていただけだ

That was a foolish mistake.
それは愚かな判断だったな

I don’t know why people prefer /
なぜ人々が好んでやりたがるのか理解できんよ、
an honest playing field.
正々堂々の勝負なんてさ

Run or hide, /
逃げたり、隠れたり、
or take them by surprise.
あるいは不意打ちをする

You’re working both safer and smarter /
そっちの方がずっと安全で賢いやり方だ
if you do.
もしそうすればな

セリフ #4 – 魔族の滑稽なプライドと油断

直前まで魔力を完全に消して、闇打ちする気満々だったくせにこっちが魔法使いと分かるや否や、堂々と姿を表しやがったこいつらは卑怯で狡猾だが、同時にどいつもこいつもくだらねえ魔法への誇りを持っていやがる

They fully intended to catch us off guard by concealing their mana until just before they struck.
But the moment they realized we were mages, they waltzed out into the open with grandeur.
They are cunning, and they never play fair,
but every last one of them has a ridiculous sense of pride when it comes to magic.

🗣️ 語彙解説

conceal /kənˈsiːl/(動詞):隠す、見えなくする
 → “hide” よりも堅く、意図的に隠す強いニュアンスがあります。
catch someone off guard /kætʃ … ɔːf ˈɡɑːrd/(表現):不意を突く
 → 油断している相手を突然驚かせるときに使います。
waltz out /wɔːlts aʊt/(動詞句):堂々と現れる
 → 「ワルツのように優雅に出てくる」の比喩。皮肉として使われています。
cunning /ˈkʌnɪŋ/(形容詞):ずる賢い、狡猾な
 → 頭はいいが信用できないニュアンスを持つ形容詞です。
never play fair(表現):正々堂々と戦わない
 → アンフェアな戦術を取ることを指す慣用表現です。
sense of pride /sɛns əv praɪd/(名詞句):誇り、自尊心
 → 「くだらない誇り」のように、皮肉で使われることもあります。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

They fully intended to catch us off guard by concealing their mana until just before they struck.
→ “intend to 〜” は「〜するつもりだった」。戦術的な計画に対してよく使われます。
→ “catch someone off guard” は「不意を突く」という戦闘で頻出のフレーズです。
But the moment they realized we were mages, they waltzed out into the open with grandeur.
→ “the moment S V” は「〜した瞬間に」。文の切り替わりのタイミングに多用されます。
→ “waltzed out” は皮肉的な言い方で、「のんきに得意げに出てくる」の意味です。
They are cunning, and they never play fair
→ 現在形で習性を語る構文。ネガティブな評価をストレートに出す形。
→ “never play fair” の「never」が強調的に使われています。
but every last one of them has a ridiculous sense of pride when it comes to magic.
→ “every last one of them” は「全員もれなく」という強調構文。
→ “when it comes to〜” は「〜の話になると」。会話・エッセイで頻出です。

🔍 スラッシュリーディング

They fully intended /
やつらは完全にそのつもりだった、
to catch us off guard /
我々の不意を突こうと、
by concealing their mana /
魔力を隠すことで、
until just before they struck. /
攻撃する直前まで。

But the moment they realized we were mages, /
だがこちらが魔法使いと気付いた瞬間に、
they waltzed out /
やつらは堂々と現れてきた、
into the open /
人目につく場所へ、
with grandeur. /
誇らしげに。

They are cunning, /
やつらはずる賢く、
and they never play fair, /
正々堂々とは戦わないが、
but every last one of them has /
全員が、もれなく持っているんだ、
a ridiculous sense of pride /
滑稽なほどの誇りを、
when it comes to magic. /
魔法のことになると。

セリフ #5 – 魔族の本質を見抜く鋭いまなざし

フリーレン、確かに私は強い魔法使いの気持ちが痛いほどよく分かるこいつらの気持ちも手に取るように分かるさ今まで研鑽してきた自らの魔法に対する自信と信頼要するに、クソみたいな驕りと油断だ

Frieren. You were right before. I’m painfully aware of how a powerful mage thinks.
Much like I’m aware of how these creatures think.
I know the absolute faith they have in these magics they’ve poured their lives into studying.
In other words, I know they’re an arrogant and overconfident breed.

🗣️ 語彙解説

painfully /ˈpeɪnfəli/(副詞):痛いほど、ひどく
 → 感情の強さや鋭さを表現するときに使われます。感覚的な比喩表現としても頻出。
aware of /əˈweər əv/(表現):〜に気づいている、理解している
 → 心理的に理解しているというニュアンスで、「よくわかっている」状態を表します。
creature /ˈkriːtʃər/(名詞):生き物、化け物
 → 文脈によっては「理性のない存在」「怪物」などの意味を含む、魔族にふさわしい言葉。
pour one’s life into /pɔːr wʌnz laɪf ˈɪntu/(表現):人生を捧げる、全力を注ぐ
 → 努力や情熱を注ぎ続ける様子を強く表現する比喩的なフレーズ。
arrogant /ˈærəɡənt/(形容詞):傲慢な
 → 自分を過大評価して他人を見下す態度に対して使います。試験でも頻出。
overconfident /ˌoʊvərˈkɑːnfɪdənt/(形容詞):自信過剰な
 → “confident” よりもネガティブで、「うぬぼれ」に近い意味合いです。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Frieren. You were right before. I’m painfully aware of how a powerful mage thinks.
→ “painfully aware” は「痛いほどよくわかる」という強調表現。感情の強さを表現する副詞です。
→ “how a powerful mage thinks” は間接疑問文の構造で、「どのように〜が考えるか」という意味。
Much like I’m aware of how these creatures think.
→ “Much like 〜” は「〜と同様に」という比較の導入句。書き出しとしても自然。
→ 再び “how 〜 think” の間接疑問で、魔族の思考を熟知していることを示します。
I know the absolute faith they have in these magics they’ve poured their lives into studying.
→ “have faith in 〜” は「〜を信じている」。
→ “they’ve poured their lives into studying” は「人生をかけて学んできた」という比喩的な強調構文。長めですが読みやすく訳すのがコツ。
In other words, I know they’re an arrogant and overconfident breed.
→ “In other words” は言い換え・要約の表現。
→ “breed” は「種類・連中」と訳せる単語で、人や生物の分類を皮肉的に言うときに使われます。
→ “arrogant and overconfident” の並列で「傲慢かつ自信過剰」という批判がはっきり表れています。

🔍 スラッシュリーディング

Frieren. /
フリーレン。
You were right before. /
さっき言ったことは正しかったよ。
I’m painfully aware /
私は痛いほど理解している、
of how a powerful mage thinks. /
強い魔法使いがどう考えるかを。

Much like /
それはちょうど、
I’m aware of /
私が理解しているのと同じように、
how these creatures think. /
こいつら魔族の思考についても。

I know the absolute faith they have /
私は知っている、彼らが持つ絶対的な信頼を、
in these magics /
この自分たちの魔法に対する、
they’ve poured their lives into studying. /
人生をかけて学び続けてきたそれらの魔法に。

In other words, /
言い換えるならば、
I know they’re an arrogant /
私は知っている、やつらが傲慢で、
and overconfident breed. /
うぬぼれた連中の集まりであることを。

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