【葬送のフリーレン 1期 10話】英語セリフで学ぶ:欺きの魔法と魔族のプライドとは?

セリフで学ぶ英語
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※本記事で使用している画像はすべて、アニメ『葬送のフリーレン』(第10話)より引用しています。セリフの英語学習および解説を目的としており、著作権はすべて©アベツカサ・山田鐘人/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会に帰属します。
  1. 🟦 あらすじ:欺く強さと静かな魔力に宿る誇り
  2. セリフ #1 – 魔族の正体を見抜く冷静なまなざし
      1. 覚えてない、あいつらは言葉で人間をたぶらかすんだよそうだ、奴らは言葉を話すだけの魔物に過ぎないそれが私が魔族と呼ぶ者たちの正体だ
  3. セリフ #2 – 正面から戦わない戦術の本質
      1. 確かにフリーレンは我らの脅威だだが魔力はアウラ様に遠く及ばず、正面から戦えばフリーレンは必ず負けるならフリーレン様が勝ちますねあの人は魔族と正面から戦うような真似は、絶対にしません
  4. セリフ #3 – 正面突破だけが戦いじゃない
      1. 魔族と正面から戦ったのか?くだらねえ、とんだバカだなどうして正面から戦いたがるかね逃げる隠れる不意打ちするいくらでも選択肢はあるだろうが
  5. セリフ #4 – 魔族の滑稽なプライドと油断
      1. 直前まで魔力を完全に消して、闇打ちする気満々だったくせにこっちが魔法使いと分かるや否や、堂々と姿を表しやがったこいつらは卑怯で狡猾だが、同時にどいつもこいつもくだらねえ魔法への誇りを持っていやがる
  6. セリフ #5 – 魔族の本質を見抜く鋭いまなざし
      1. フリーレン、確かに私は強い魔法使いの気持ちが痛いほどよく分かるこいつらの気持ちも手に取るように分かるさ今まで研鑽してきた自らの魔法に対する自信と信頼要するに、クソみたいな驕りと油断だ
  7. セリフ #6 – 魔力と年月の重み
      1. 天秤に互いの魂を乗せ、より魔力の大きい方が相手を服従させるこんなリスクの高い魔法を扱えるのは、アウラの絶大な魔力があってのこと魔力は基本的に鍛錬を積み重ねた年月に比例して増加していく
  8. セリフ #7 – 託された魔法と未来への願い
      1. 結局私はお前に戦いのことしか教えなかった復讐のための魔法だ後悔しているの?いいや、お前に私の魔法を託してよかったと思っているお前の長い寿命なら、いつか魔王を倒せるほどの高みにたどり着ける
  9. セリフ #8 – 花が咲く、魔法の記憶
      1. フリーレン、私の一番好きな魔法は綺麗な花畑を出す魔法だ小さい頃両親が教えてくれてな、魔法が好きになったきっかけだその魔法を教えてよ
  10. セリフ #9 – 魔力量が語る真の実力
      1. でも、あなたがどれだけ長く生きた魔法使いかなんてどうでもいいあなたの魔力がすべてを物語っている手に取るようにわかるあなたは優秀な魔法使いだけれども、魔力自体はそれほどでもない
  11. セリフ #10 – 魔力で欺く、言葉に勝る決着
      1. フリーレン魔族が言葉で人を欺くように、お前は魔力で魔族を欺くんだアウラ、自害しろありえない、この私が
  12. 📝 まとめ:欺きと覚悟が導いた勝利の一手

🟦 あらすじ:欺く強さと静かな魔力に宿る誇り

Frieren reflects /
フリーレンは振り返る
on her harsh training /
自らの過酷な修行の日々を
under Flamme, /
フランメのもとで、
a master mage /
偉大な魔法使いである

who taught her /
彼女に教えたのは
to suppress her mana /
魔力を抑えること
to deceive demons /
魔族を欺くために
who pride themselves /
誇りを持っている
on strength.
魔力の強さに

She learns /
彼女は学ぶ
that demons, unlike humans, /
魔族は人間と違い
cannot hide their mana /
魔力を隠すことができない
due to its symbolic importance.
それが地位や尊厳の象徴だからだ

Meanwhile, /
一方で、
Frieren faces Aura, /
フリーレンはアウラと対峙する
a powerful demon general /
強大な魔族の将で
who wields a deadly spell.
致命的な魔法を操る者

“The Scales of Obedience,” /
「服従の天秤」、
a magic /
それは魔法で
that subjugates /
支配する
the weaker mana.
より弱い魔力を持つ者を

Aura misjudges /
アウラは見誤る
Frieren’s strength /
フリーレンの力を
due to her /
なぜなら彼女の
perfectly controlled mana output.
徹底的に制御された魔力に欺かれたからだ

This miscalculation /
この判断ミスが
leads to /
導く
Aura’s own downfall.
アウラ自身の敗北へと

As Aura is forced /
アウラは強いられ
to obey, /
服従させられ、
Frieren commands her /
フリーレンは命じる
to take her own life.
自害するように

The episode ends /
このエピソードは終わる
with Frieren recalling /
フリーレンが思い返す場面で
the flower spell /
花の魔法を
her master loved most, /
師フランメが最も愛した

and a quiet promise /
そして静かな誓い
to protect magic, /
魔法を守り抜くという
even through acts of deception.
たとえそれが欺く行為であっても

🗣️語彙解説

suppress /səˈprɛs/(動詞):抑える、抑制する
→ 魔力や感情などを意図的に見せないようにする行為に使われます。
subjugate /ˈsʌbdʒəˌɡeɪt/(動詞):服従させる、征服する
→ 支配下に置く、力で従わせるという強い意味を持ちます。
mana /ˈmɑːnə/(名詞):魔力(ファンタジー用語)
→ 魔法を使うための力として使われる専門用語です。
deceive /dɪˈsiːv/(動詞):だます、欺く
→ 意図的に誤解させる、信じ込ませる行為を表します。
downfall /ˈdaʊnˌfɔːl/(名詞):没落、破滅
→ 失敗や破滅に至る原因となる出来事のことを指します。
dignity /ˈdɪɡnəti/(名詞):尊厳、威厳
→ 人や存在が持つ尊さ、自尊心や誇りの意味を含みます。

セリフ #1 – 魔族の正体を見抜く冷静なまなざし

覚えてない、あいつらは言葉で人間をたぶらかすんだよそうだ、奴らは言葉を話すだけの魔物に過ぎないそれが私が魔族と呼ぶ者たちの正体だ

Why would I bother? Their kind only uses words to deceive.
Smart girl. They’re nothing more than monsters that can imitate the human tongue.
I call them demons. And take it from an expert, they are all the same.

🗣️ 語彙解説

bother /ˈbɑːðər/(動詞):わざわざ~する、面倒をかける
→ 通常は「手間をかけて~する」ことに否定的なニュアンスで使われます。
deceive /dɪˈsiːv/(動詞):欺く、だます
→ 相手を意図的に誤解させたり、真実を隠すことを指します。
imitate /ˈɪmɪteɪt/(動詞):模倣する、真似る
→ 行動や話し方などをまねること。自然さよりも「コピー感」がある語。
tongue /tʌŋ/(名詞):舌、言語
→ 「母語」「話す言葉」という意味で比喩的に使われます(the human tongue = 人間の言語)。
nothing more than /ˈnʌθɪŋ mɔːr ðæn/(句):~にすぎない
→ 「ただの~」「~でしかない」と本質を強く否定する言い回し。
take it from /teɪk ɪt frəm/(句):~の言葉を信じろ、~が言うんだから間違いない
→ 「信じてくれ、専門家の私が言うんだ」という強調的フレーズ。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Why would I bother?
→ 「Why would ~?」は反語的疑問表現。「bother」は「わざわざ~する」意味で、行動の無意味さを示す。
Their kind only uses words to deceive.
→ 「only ~ to …」で「~するためだけに…を使う」。to deceive は不定詞の副詞的用法で目的を示す。
They’re nothing more than monsters that can imitate the human tongue.
→ 「nothing more than」は「~にすぎない」。that 以下は関係代名詞で monsters を修飾する制限用法。
I call them demons.
→ call A B の第5文型で「AをBと呼ぶ」。demons が補語にあたる。
take it from an expert
→ 「take it from ~」は「~の話を信じてくれ」の意味。an expert は話者自身を指す強調表現。

🔍 スラッシュリーディング

Why would I bother? /
なぜ私がわざわざ関わる必要がある?

Their kind /
あいつらは
only uses words /
言葉を使うだけだ
to deceive.
人をたぶらかすために

Smart girl. /
賢い子だ
They’re nothing more than monsters /
奴らはただの魔物にすぎない
that can imitate /
まねることができる
the human tongue.
人間の言語を

I call them demons. /
私は奴らを魔族と呼んでいる

And take it from an expert, /
専門家である私の言葉を信じろ、
they are all the same.
奴らはみな同じだ

セリフ #2 – 正面から戦わない戦術の本質

確かにフリーレンは我らの脅威だだが魔力はアウラ様に遠く及ばず、正面から戦えばフリーレンは必ず負けるならフリーレン様が勝ちますねあの人は魔族と正面から戦うような真似は、絶対にしません

I do admit your ally poses a threat to us, but her mana is no match for My Lady’s.
If Frieren attacks her head-on, she’ll most certainly lose the fight.
In that case, I have no doubt my mistress will win.
She would never directly engage a demon, especially not one that’s so powerful.

🗣️ 語彙解説

admit /ədˈmɪt/(動詞):認める、受け入れる
 → 嫌な事実や弱点などを「しぶしぶ認める」時に使います。試験でも頻出。
pose a threat /poʊz ə θrɛt/(表現):脅威となる
 → 存在自体が「危険をもたらす」という意味。ニュースやTOEICにもよく出ます。
head-on /ˌhɛd ˈɑːn/(副詞):正面から
 → 衝突や戦いを「正面から受け止める」という強い意味を持ちます。
engage /ɪnˈɡeɪdʒ/(動詞):交戦する、関わる
 → ここでは「戦う」意味。日常では「取り組む」「関与する」意味も。
directly /dəˈrɛktli/(副詞):直接に、正面から
 → 間に何も入れずに“まっすぐ”というニュアンス。強調にも使えます。
especially /ɪˈspɛʃəli/(副詞):特に、とりわけ
 → 一般論の中で、特定のものを強調したいときに便利な単語です。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

I do admit your ally poses a threat to us
→ “do admit” の “do” は強調。否定や疑問でない文でも使うことで「本当にそう思ってるんだよ」と強調のニュアンスになります。
her mana is no match for My Lady’s
→ “no match for 〜” は「〜には太刀打ちできない」という定番表現です。直訳すると「対等の相手ではない」。
If Frieren attacks her head-on, she’ll most certainly lose
→ “head-on” は副詞で「正面から」、そして “most certainly” は「間違いなく」。
強調が2重に使われており、かなり強い予測をしています。
She would never directly engage a demon
→ “would never” は「絶対に〜しない」という確信を持った否定表現。受験でも狙われやすい構文です。
especially not one that’s so powerful
→ “especially not 〜” は、「特に〜ではない」という強調の否定構文です。
この部分があることで、相手の強さに対してはなおさら避けるということが伝わります。
この一連のセリフは「戦わない強さ」を語るもので、
魔力よりも戦術を重視するフリーレンの哲学がにじんでいます。

🔍 スラッシュリーディング

I do admit your ally poses a threat to us, /
確かにお前の仲間は我々にとって脅威だが、
but her mana is no match for My Lady’s. /
その魔力はアウラ様にはまったく及ばない。

If Frieren attacks her head-on, /
もしフリーレンが正面から戦えば、
she’ll most certainly lose the fight. /
きっと敗北するだろう。

In that case, /
それならば、
I have no doubt my mistress will win. /
私はご主人様が勝つと確信しています。

She would never directly engage a demon, /
彼女は魔族と正面から戦うことは絶対にせず、
especially not one that’s so powerful. /
特にあれほど強力な魔族とはなおさら戦いません。

セリフ #3 – 正面突破だけが戦いじゃない

魔族と正面から戦ったのか?くだらねえ、とんだバカだなどうして正面から戦いたがるかね逃げる隠れる不意打ちするいくらでも選択肢はあるだろうが

You took them head-on, didn’t you?
A brute in disguise. That was a foolish mistake.
I don’t know why people prefer an honest playing field.
Run or hide, or take them by surprise.
You’re working both safer and smarter if you do.

🗣️ 語彙解説

head-on /ˌhɛd ˈɑːn/(副詞):正面から、真正面に
 → 衝突や戦いなどにおいて「直接対峙する」ニュアンスを表します。
brute /bruːt/(名詞):粗暴な人、野蛮なやつ
 → 感情に任せて力で解決しようとする人に対して使われます。やや侮蔑的。
foolish /ˈfuːlɪʃ/(形容詞):愚かな、馬鹿げた
 → 誤った判断や無駄な行動に対して使われます。試験でも頻出。
honest playing field /ˈɑːnɪst ˈpleɪɪŋ fiːld/(表現):正々堂々とした勝負の場
 → 公平でルールに則った戦いという比喩的な表現。
take someone by surprise /teɪk ˈsʌmwʌn baɪ səˈpraɪz/(表現):不意を突く
 → 油断しているところを攻撃するという意味。
safer and smarter /ˈseɪfər ənd ˈsmɑːrtər/(形容詞句):より安全かつ賢く
 → 作戦の選択肢を肯定するフレーズ。TOEICでも頻出。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

You took them head-on, didn’t you?
→ “付加疑問文”の基本形。「〜だよね?」という確認の表現。“head-on”は「正面から」の副詞です。
A brute in disguise. That was a foolish mistake.
→ “in disguise” は「偽装された、正体を隠した」。この2文は直訳よりも皮肉っぽく訳すと効果的です。
That was a foolish mistake.
→ “foolish”は「愚かな」。自分の判断ミスを認めるときにも使います。
→ “That was〜”で「〜だったな」と過去の判断を冷静に言い直す構文。
I don’t know why people prefer an honest playing field.
→ “prefer”の後に名詞句。“an honest playing field”は比喩的に「正々堂々の勝負」。文全体に皮肉が込められています。
Run or hide, or take them by surprise.
→ 命令文が3つ並ぶ構文。ここでの“or”は「あるいは」。選択肢を示しつつ非正攻法を推奨しています。
You’re working both safer and smarter if you do.
→ “both A and B”の構文。「安全かつ賢く」という比較的フォーマルな言い回し。
“if you do”は「そうすれば」と条件を示すフレーズです。

🔍 スラッシュリーディング

You took them head-on, /
お前は魔族と正面から戦ったのか?
didn’t you?
そうだろう?

A brute /
野蛮な奴が
in disguise.
うまく隠れていただけだ

That was a foolish mistake.
それは愚かな判断だったな

I don’t know why people prefer /
なぜ人々が好んでやりたがるのか理解できんよ、
an honest playing field.
正々堂々の勝負なんてさ

Run or hide, /
逃げたり、隠れたり、
or take them by surprise.
あるいは不意打ちをする

You’re working both safer and smarter /
そっちの方がずっと安全で賢いやり方だ
if you do.
もしそうすればな

セリフ #4 – 魔族の滑稽なプライドと油断

直前まで魔力を完全に消して、闇打ちする気満々だったくせにこっちが魔法使いと分かるや否や、堂々と姿を表しやがったこいつらは卑怯で狡猾だが、同時にどいつもこいつもくだらねえ魔法への誇りを持っていやがる

They fully intended to catch us off guard by concealing their mana until just before they struck.
But the moment they realized we were mages, they waltzed out into the open with grandeur.
They are cunning, and they never play fair,
but every last one of them has a ridiculous sense of pride when it comes to magic.

🗣️ 語彙解説

conceal /kənˈsiːl/(動詞):隠す、見えなくする
 → “hide” よりも堅く、意図的に隠す強いニュアンスがあります。
catch someone off guard /kætʃ … ɔːf ˈɡɑːrd/(表現):不意を突く
 → 油断している相手を突然驚かせるときに使います。
waltz out /wɔːlts aʊt/(動詞句):堂々と現れる
 → 「ワルツのように優雅に出てくる」の比喩。皮肉として使われています。
cunning /ˈkʌnɪŋ/(形容詞):ずる賢い、狡猾な
 → 頭はいいが信用できないニュアンスを持つ形容詞です。
never play fair(表現):正々堂々と戦わない
 → アンフェアな戦術を取ることを指す慣用表現です。
sense of pride /sɛns əv praɪd/(名詞句):誇り、自尊心
 → 「くだらない誇り」のように、皮肉で使われることもあります。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

They fully intended to catch us off guard by concealing their mana until just before they struck.
→ “intend to 〜” は「〜するつもりだった」。戦術的な計画に対してよく使われます。
→ “catch someone off guard” は「不意を突く」という戦闘で頻出のフレーズです。
But the moment they realized we were mages, they waltzed out into the open with grandeur.
→ “the moment S V” は「〜した瞬間に」。文の切り替わりのタイミングに多用されます。
→ “waltzed out” は皮肉的な言い方で、「のんきに得意げに出てくる」の意味です。
They are cunning, and they never play fair
→ 現在形で習性を語る構文。ネガティブな評価をストレートに出す形。
→ “never play fair” の「never」が強調的に使われています。
but every last one of them has a ridiculous sense of pride when it comes to magic.
→ “every last one of them” は「全員もれなく」という強調構文。
→ “when it comes to〜” は「〜の話になると」。会話・エッセイで頻出です。

🔍 スラッシュリーディング

They fully intended /
やつらは完全にそのつもりだった、
to catch us off guard /
我々の不意を突こうと、
by concealing their mana /
魔力を隠すことで、
until just before they struck. /
攻撃する直前まで。

But the moment they realized we were mages, /
だがこちらが魔法使いと気付いた瞬間に、
they waltzed out /
やつらは堂々と現れてきた、
into the open /
人目につく場所へ、
with grandeur. /
誇らしげに。

They are cunning, /
やつらはずる賢く、
and they never play fair, /
正々堂々とは戦わないが、
but every last one of them has /
全員が、もれなく持っているんだ、
a ridiculous sense of pride /
滑稽なほどの誇りを、
when it comes to magic. /
魔法のことになると。

セリフ #5 – 魔族の本質を見抜く鋭いまなざし

フリーレン、確かに私は強い魔法使いの気持ちが痛いほどよく分かるこいつらの気持ちも手に取るように分かるさ今まで研鑽してきた自らの魔法に対する自信と信頼要するに、クソみたいな驕りと油断だ

Frieren. You were right before. I’m painfully aware of how a powerful mage thinks.
Much like I’m aware of how these creatures think.
I know the absolute faith they have in these magics they’ve poured their lives into studying.
In other words, I know they’re an arrogant and overconfident breed.

🗣️ 語彙解説

painfully /ˈpeɪnfəli/(副詞):痛いほど、ひどく
 → 感情の強さや鋭さを表現するときに使われます。感覚的な比喩表現としても頻出。
aware of /əˈweər əv/(表現):〜に気づいている、理解している
 → 心理的に理解しているというニュアンスで、「よくわかっている」状態を表します。
creature /ˈkriːtʃər/(名詞):生き物、化け物
 → 文脈によっては「理性のない存在」「怪物」などの意味を含む、魔族にふさわしい言葉。
pour one’s life into /pɔːr wʌnz laɪf ˈɪntu/(表現):人生を捧げる、全力を注ぐ
 → 努力や情熱を注ぎ続ける様子を強く表現する比喩的なフレーズ。
arrogant /ˈærəɡənt/(形容詞):傲慢な
 → 自分を過大評価して他人を見下す態度に対して使います。試験でも頻出。
overconfident /ˌoʊvərˈkɑːnfɪdənt/(形容詞):自信過剰な
 → “confident” よりもネガティブで、「うぬぼれ」に近い意味合いです。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Frieren. You were right before. I’m painfully aware of how a powerful mage thinks.
→ “painfully aware” は「痛いほどよくわかる」という強調表現。感情の強さを表現する副詞です。
→ “how a powerful mage thinks” は間接疑問文の構造で、「どのように〜が考えるか」という意味。
Much like I’m aware of how these creatures think.
→ “Much like 〜” は「〜と同様に」という比較の導入句。書き出しとしても自然。
→ 再び “how 〜 think” の間接疑問で、魔族の思考を熟知していることを示します。
I know the absolute faith they have in these magics they’ve poured their lives into studying.
→ “have faith in 〜” は「〜を信じている」。
→ “they’ve poured their lives into studying” は「人生をかけて学んできた」という比喩的な強調構文。長めですが読みやすく訳すのがコツ。
In other words, I know they’re an arrogant and overconfident breed.
→ “In other words” は言い換え・要約の表現。
→ “breed” は「種類・連中」と訳せる単語で、人や生物の分類を皮肉的に言うときに使われます。
→ “arrogant and overconfident” の並列で「傲慢かつ自信過剰」という批判がはっきり表れています。

🔍 スラッシュリーディング

Frieren. /
フリーレン。
You were right before. /
さっき言ったことは正しかったよ。
I’m painfully aware /
私は痛いほど理解している、
of how a powerful mage thinks. /
強い魔法使いがどう考えるかを。

Much like /
それはちょうど、
I’m aware of /
私が理解しているのと同じように、
how these creatures think. /
こいつら魔族の思考についても。

I know the absolute faith they have /
私は知っている、彼らが持つ絶対的な信頼を、
in these magics /
この自分たちの魔法に対する、
they’ve poured their lives into studying. /
人生をかけて学び続けてきたそれらの魔法に。

In other words, /
言い換えるならば、
I know they’re an arrogant /
私は知っている、やつらが傲慢で、
and overconfident breed. /
うぬぼれた連中の集まりであることを。

セリフ #6 – 魔力と年月の重み

天秤に互いの魂を乗せ、より魔力の大きい方が相手を服従させるこんなリスクの高い魔法を扱えるのは、アウラの絶大な魔力があってのこと魔力は基本的に鍛錬を積み重ねた年月に比例して増加していく

When two souls are placed opposite each other, whichever has more mana forces the other to submit.
Only someone with as much mana as Aura could handle this sort of risky magic so casually.
Generally speaking, a person’s mana increases in proportion to time spent training.

🗣️ 語彙解説

soul /soʊl/(名詞):魂
 → 人間の精神や本質的な存在を指す宗教的・哲学的な語。
submit /səbˈmɪt/(動詞):従わせる、服従させる
 → 「自ら屈する」または「強制的に従わせる」文脈によって意味が分かれます。
handle /ˈhændl/(動詞):扱う、処理する
 → 難しい問題や物事に対して「うまく対処する」意味で頻出。
risky /ˈrɪski/(形容詞):リスクの高い、危険な
 → 安定性や安全性に欠ける行動や選択を表す形容詞です。
in proportion to /ɪn prəˈpɔːrʃən tu/(表現):〜に比例して
 → 数量や程度が何かと連動して増減することを表します。
training /ˈtreɪnɪŋ/(名詞):鍛錬、訓練
 → 肉体的・精神的なスキルを高める反復的な学習・練習を指します。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

When two souls are placed opposite each other, whichever has more mana forces the other to submit.
→ “When S V” は時を表す副詞節で「〜するとき」。
→ “whichever has more mana” は関係副詞 “whichever” による選択文。「どちらでも魔力が多い方が〜する」
→ “forces the other to submit” は「相手を従わせる」。force+目的語+to不定詞の構文です。

Only someone with as much mana as Aura could handle this sort of risky magic so casually.
→ “Only someone with 〜 could 〜” は「〜できるのは〜だけ」という強調構文。
→ “as much mana as Aura” は比較構文。「アウラと同じくらいの魔力を持った者」
→ “so casually” は「いともたやすく」という意訳が自然。副詞で行動の様子を修飾しています。

Generally speaking, a person’s mana increases in proportion to time spent training.
→ “Generally speaking” は文頭の副詞句で「一般的に言えば」。英作文にもよく使われます。
→ “in proportion to 〜” は「〜に比例して」。理系や統計でも使われる表現です。
→ “time spent training” は「鍛錬に費やした時間」という関係詞省略構文です。

🔍 スラッシュリーディング

When two souls are placed opposite each other, /
2つの魂が互いに向かい合って置かれたとき、
whichever has more mana /
魔力の多い方が、
forces the other to submit. /
もう一方を服従させる。

Only someone with as much mana as Aura /
アウラほどの魔力を持つ者だけが、
could handle this sort of risky magic /
こんな危険な魔法を扱えるのだ、
so casually. /
しかも平然と。

Generally speaking, /
一般的に言えば、
a person’s mana increases /
人の魔力は増加する、
in proportion to time spent training. /
鍛錬に費やした年月に比例して。

セリフ #7 – 託された魔法と未来への願い

結局私はお前に戦いのことしか教えなかった復讐のための魔法だ後悔しているの?いいや、お前に私の魔法を託してよかったと思っているお前の長い寿命なら、いつか魔王を倒せるほどの高みにたどり着ける

All this time, and the only thing I’ve taught my apprentice to do is fight.
Magic fit for revenge.
Is that something you regret?
Not a bit. No one’s better suited to hold onto the secrets of my magic than you.
You’re going to live a long life. Perhaps someday you’ll become strong enough to defeat the Demon King.

🗣️ 語彙解説

apprentice /əˈprɛntɪs/(名詞):弟子、見習い
 → 技術や知識を学ぶために師につく立場の人。古風でフォーマルな表現です。
fit for /fɪt fɔːr/(表現):〜にふさわしい
 → 「用途や目的に適している」という意味。TOEICにも頻出の構文です。
revenge /rɪˈvɛndʒ/(名詞):復讐、報復
 → 強い怒りや過去の恨みに基づく行為。violentではなくても強い感情を伴います。
not a bit /nɑːt ə bɪt/(表現):少しも〜ない
 → “not at all” と同じ意味で、「全然そんなことない」と強く否定するときに使います。
hold onto /hoʊld ˈɒntu/(動詞句):保持する、守る
 → “keep” よりも意識的に「大切に守る」「離さず持ち続ける」ニュアンス。
defeat /dɪˈfiːt/(動詞):打ち負かす、倒す
 → 試合や戦闘で勝つときの基本動詞。目的語に相手が来る形を取ります。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

All this time, and the only thing I’ve taught my apprentice to do is fight.
→ “All this time, and…” は文法的に省略がある話し言葉の形。「この間ずっと…なのに〜しかしてこなかった」
→ “the only thing I’ve taught 〜 to do” で「私が〜に教えた唯一のこと」。後半の “is fight” と対になります。
Magic fit for revenge.
→ 省略された文。“This is magic that is fit for revenge.” を短縮した強調表現です。
→ “fit for” は「〜に適した」。ここでは目的が「復讐」であることが暗示されています。
Is that something you regret?
→ “something you regret” は関係詞省略の構文。直訳すると「それはあなたが後悔している“何か”ですか?」
→ yes/noで答えやすいシンプルな疑問表現。
Not a bit. No one’s better suited to hold onto the secrets of my magic than you.
→ “Not a bit” は “not at all” の口語的強調バージョン。
→ “No one is better suited to〜than〜” は「〜よりも〜に適している人はいない」という比較最上級の構文です。
You’re going to live a long life. Perhaps someday you’ll become strong enough to defeat the Demon King.
→ “You’re going to〜” は未来の確信。“perhaps” を入れることで柔らかく予測を語る形に。
→ “strong enough to defeat〜” で「〜を倒すのに十分強くなる」という可能性の構文です。

🔍 スラッシュリーディング

All this time, /
この長い年月、
and the only thing I’ve taught my apprentice to do /
私が弟子に教えた唯一のことは、
is fight. /
戦うことだった。

Magic fit for revenge. /
復讐のための魔法だ。

Is that something you regret? /
それって、後悔してるの?

Not a bit. /
まったくしていない。
No one’s better suited /
誰も適任じゃない、
to hold onto the secrets of my magic /
私の魔法の秘密を守るのに、
than you. /
お前以上に。

You’re going to live a long life. /
お前は長い命を持っている。
Perhaps someday /
もしかしたらいつか、
you’ll become strong enough /
お前は十分に強くなるだろう、
to defeat the Demon King. /
魔王を倒せるほどに。

セリフ #8 – 花が咲く、魔法の記憶

フリーレン、私の一番好きな魔法は綺麗な花畑を出す魔法だ小さい頃両親が教えてくれてな、魔法が好きになったきっかけだその魔法を教えてよ

Frieren. I have a spell that creates a field of flowers. To tell you the truth, it’s actually my favorite one.
My parents taught it to me when I was a girl. It’s what made me fall in love with magic.
Hm. Then I’d like you to teach it to me.

🗣️ 語彙解説

spell /spɛl/(名詞):呪文、魔法
 → 魔法を発動するための言葉や能力を指す基本語。幻想的な場面では定番です。
field /fiːld/(名詞):野原、畑
 → 自然の広がりを意味する語で、「花畑」と訳すことでやさしいイメージが生まれます。
to tell you the truth /tə tɛl ju ðə truːθ/(表現):正直に言うと
 → 本音や気持ちを打ち明けるときに使う定番フレーズ。作文でも使えます。
favorite /ˈfeɪvərɪt/(形容詞):一番好きな、お気に入りの
 → “my favorite one” で「自分が一番好きなもの」。日常でも頻出です。
fall in love with /fɔːl ɪn lʌv wɪð/(表現):〜を好きになる、恋に落ちる
 → 人だけでなく「趣味や物事に夢中になる」ときにも使えます。
teach /tiːtʃ/(動詞):教える
 → 「知識や技能を伝える」。基本動詞ですが構文が多く出題されます。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

I have a spell that creates a field of flowers.
→ “that creates〜” は関係代名詞節で “a spell” を修飾。「花畑を作る魔法」の意味になります。
→ “a field of flowers” はイメージしやすく、やさしい情景描写に使える表現です。
To tell you the truth, it’s actually my favorite one.
→ “To tell you the truth” は「正直に言うと」の決まり文句。
→ “actually” は強調や意外性を表し、「実は〜なんだよ」という柔らかい語調を作ります。
My parents taught it to me when I was a girl.
→ “taught it to me” は第4文型の応用で「私にそれを教えてくれた」。語順に注意。
→ “when I was a girl” は時を表す副詞節です。
It’s what made me fall in love with magic.
→ “what made me〜” は「〜させたもの」。この文は「私が魔法を好きになったきっかけ」になります。
→ “fall in love with” は感情の変化を自然に伝える便利な表現。
Then I’d like you to teach it to me.
→ “I’d like you to 〜” は丁寧な依頼表現。「〜してほしいな」というニュアンスです。
→ “teach it to me” は “teach me it” よりも自然な語順になります。

🔍 スラッシュリーディング

Frieren. /
フリーレン。
I have a spell /
私は魔法を持っている、
that creates a field of flowers. /
花畑を生み出す魔法を。
To tell you the truth, /
正直に言うと、
it’s actually my favorite one. /
それが私の一番好きな魔法なんだ。

My parents taught it to me /
その魔法は両親が教えてくれた、
when I was a girl. /
私が小さい頃に。
It’s what made me fall in love with magic. /
それが、私が魔法を好きになったきっかけだった。

Hm. /
ふーん。
Then I’d like you to teach it to me. /
じゃあ、それを私にも教えてよ。

セリフ #9 – 魔力量が語る真の実力

でも、あなたがどれだけ長く生きた魔法使いかなんてどうでもいいあなたの魔力がすべてを物語っている手に取るようにわかるあなたは優秀な魔法使いだけれども、魔力自体はそれほどでもない

Unfortunately for you, it matters not how many years you’ve managed to survive.
Your mana tells me everything I need to know.
I can see it clearly.
There is no question you’re an exceptional mage, but your mana itself is unimpressive.

🗣️ 語彙解説

unfortunately /ʌnˈfɔːrtʃənətli/(副詞):残念ながら、不運にも
 → 厳しい事実や逆境を伝えるときの前置きとして使われます。
matter /ˈmætər/(動詞):重要である
 → “It doesn’t matter.” で「関係ない」といった定番表現に登場する動詞。
mana /ˈmɑːnə/(名詞):魔力
 → ファンタジー文脈での「魔法のエネルギー」。日本語の「マナ」と同じ意味で使用されます。
tell /tɛl/(動詞):示す、教える
 → 文脈によっては「物語る」「〜から分かる」という意味にもなります。
exceptional /ɪkˈsɛpʃənəl/(形容詞):非常に優れた、並外れた
 → 賞賛を込めて「並外れた能力がある人」を表現します。
unimpressive /ˌʌnɪmˈprɛsɪv/(形容詞):印象に残らない、大したことのない
 → 相手をやんわり否定する表現で、「期待ほどではない」と伝えるときに使われます。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Unfortunately for you, it matters not how many years you’ve managed to survive.
→ “Unfortunately for you” は皮肉っぽく事実を突きつけるときに使うフレーズ。
→ “it matters not〜” は「〜は重要ではない」という古風で堅い語順の否定構文。
Your mana tells me everything I need to know.
→ “tells me everything I need to know” は「必要な情報をすべて語っている」という比喩的な表現。
→ “mana” が主語になり「魔力がすべてを語る」と訳すのが自然です。
I can see it clearly.
→ “clearly” は「はっきりと」「一目でわかる」という強調副詞。
→ 簡単な文ながらも「判断の確信」を含む断定的表現です。
There is no question you’re an exceptional mage, but your mana itself is unimpressive.
→ “There is no question〜” は「〜であることに疑いの余地はない」という強調構文。
→ “your mana itself” の “itself” によって、「魔力という要素に限って言えば」と対比が強調されています。
→ “unimpressive” はストレートに否定せず、「期待より劣る」ニュアンスに抑えるのが上手な英語表現です。

🔍 スラッシュリーディング

Unfortunately for you, /
君にとっては残念だが、
it matters not /
重要ではない、
how many years you’ve managed to survive. /
君が何年生き延びてきたかなんて。

Your mana tells me everything /
お前の魔力がすべてを語っている、
I need to know. /
私が知るべきことを。

I can see it clearly. /
それは手に取るように分かる。

There is no question /
疑いようもない、
you’re an exceptional mage, /
お前が優れた魔法使いであることは。
but your mana itself is unimpressive. /
だがその魔力は大したことがない。

セリフ #10 – 魔力で欺く、言葉に勝る決着

フリーレン魔族が言葉で人を欺くように、お前は魔力で魔族を欺くんだアウラ、自害しろありえない、この私が

Frieren?
Just as demons deceive mankind with their words, you must deceive them with your mana.
Aura. Kill yourself.
This can’t be. No. How could I ever…

🗣️ 語彙解説

deceive /dɪˈsiːv/(動詞):欺く、だます
 → 故意に誤解させる意味を含む強い語で、論述や物語によく登場します。
mankind /ˈmænˌkaɪnd/(名詞):人類、人間全体
 → “humankind” に置き換えることも可能ですが、やや文学的な響きがあります。
with one’s words /wɪð wʌnz wɜːrdz/(表現):言葉で
 → 「言葉を使って」という手段を強調する構文。
kill yourself /kɪl jʊrˈsɛlf/(命令形):自害せよ
 → 非常に強い命令形。文脈次第では重大な意味を持つ表現。
this can’t be /ðɪs kænt biː/(表現):こんなことがあるはずがない
 → 驚き・拒絶・混乱を強調する否定文。自然なリアクションで使われます。
how could I ever… /haʊ kʊd aɪ ˈɛvər/(構文):どうして私が…できようか
 → 自問やショックを強調する言い回し。口語でも頻出の構文です。

📘 文法・構文・訳しにくい点の解説

Just as demons deceive mankind with their words, you must deceive them with your mana.
→ “Just as A, B” は「Aと同じようにBも」という対比の接続構文。
→ “deceive with ?” は「?を手段として欺く」という使い方で、「魔力」が武器であることを強調しています。
Aura. Kill yourself.
→ 名前+命令文で、短く強い意志を伝える典型表現。
→ “Kill yourself” は重い命令で、英語では敵や裏切り者への決定的な一言として印象的に使われます。
This can’t be. No. How could I ever…
→ “This can’t be” は「そんなはずがない」という否定的な驚き。日常会話でもよく使われます。
→ “How could I ever?” は感情を込めた疑問文で、直訳すれば「どうして?できるだろうか」。絶望や困惑を表現する定番構文です。

🔍 スラッシュリーディング

Just as demons deceive mankind /
魔族が人間を欺くように、
with their words, /
言葉を使って、
you must deceive them /
お前は彼らを欺くんだ、
with your mana. /
魔力を使って。

Aura. Kill yourself. /
アウラ、自害しろ。

This can’t be. /
ありえない。
No. /
そんな…
How could I ever… /
どうしてこの私が…。

📝 まとめ:欺きと覚悟が導いた勝利の一手

Frieren has learned a cruel truth /
フリーレンは残酷な真実を知った。
that demons are not what they seem /
魔族は見た目通りの存在ではないということを。
and they speak only to deceive. /
彼らは欺くためだけに言葉を使う。

Following the teachings of Flamme, /
フランメの教えに従いながら、
she hides her own mana /
フリーレンは自分の魔力を隠し続ける。
and manipulates perception /
そして相手の認識を操ることで、
to gain the upper hand. /
優位を確保している。

Flamme, once full of rage, /
かつて怒りに満ちていたフランメも、
chose to fight cunningly /
ずる賢く戦う道を選んだ。
and passed this legacy to Frieren. /
その戦い方をフリーレンに託したのだ。

Through deception and strategy, /
欺きと戦術を駆使しながら、
Frieren faces Aura, /
フリーレンはアウラと対峙する。
a demon general who relies on raw power. /
力だけを誇る魔族の将軍アウラと。

The tide turns /
戦況は変わり、
when Aura realizes too late /
アウラが気づいたときにはもう遅く、
that Frieren has deceived her all along. /
フリーレンに完全に欺かれていた。

She commands Aura to end her own life— /
フリーレンはアウラに自害を命じた──
a chilling, decisive moment /
それは凍りつくような決定的な瞬間だった。
that marks the turning point of their battle. /
そして戦いの流れを一気に変えたのだった。

📚 Waku Waku Word Dive

deceive /dɪˈsiːv/(動詞):だます、欺く
 → 真実を隠して他人を誤らせる表現。魔族の特徴として描かれています。
mana /ˈmænə/(名詞):魔力
 → 魔法の力を表すファンタジー英語の定番単語。日常では使いませんが、RPGやアニメで頻出。
hide one’s power /haɪd wʌnz ˈpaʊər/(表現):力を隠す
 → 見た目よりも弱く見せて、相手を油断させる戦術の1つ。
legacy /ˈlɛɡəsi/(名詞):遺産、受け継がれたもの
 → フランメの教えを指し、戦い方の「遺産」がフリーレンに引き継がれたというニュアンス。
submit /səbˈmɪt/(動詞):服従する、屈する
 → “The Scales of Obedience(服従の天秤)” のような魔法で使われる語。
turning point /ˈtɜːrnɪŋ pɔɪnt/(名詞):転機、転換点
 → 戦いや物語の流れが変わる重要な瞬間。英作文やTOEICでも活用しやすい単語。

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